生活保護からの自立。

週末、生活保護の現場にいる人と話をした。
自立支援に取り組まれている方で、かなり熱心に活動されている方。
生活保護の受給者のモチベーションを高めて自立させるというのは、相当難しいと思うとのこと。
生活保護受給者を減少させる肝は、労働環境の改善だ、というお考えでした。

僕は、当初モチベーションを高める取り組みをするべきと思っていたので、新鮮だった。
その方曰く、頑張って自立しても非正規労働の水準は低く、生活保護の生活水準と変わらないので、モチベーションが高まりづらいのが、実際だと。

確かに、現実問題としてはそうだなぁ、と思った。
私は、常々「感情論ではなく、仕組みを考える」ことをモットーにしていて、
その点からすれば、「モチベーションを上げろ!」とか感情論に解決策を見出すのではなく、「モチベーションが上がるような仕組み」(自分で働くと稼げて生活が潤って楽しいよ、と。)を作るべきだというお話には、とてもシックリきた。

ただ、少し経ってから考えると、最低賃金を上げるとそれによって「健康で文化的な最低限度の生活」の水準があがるので、支給される生活保護費も上がってしまい、最低賃金付近で生活することと生活保護による生活とのギャップがなくなり、結局自立しようというモチベーションは上がらないのではないかという、トートロジーに陥ってしまうのではとも思った。

watanabe dai • 2017-08-28


Previous Post

Next Post

コメントを残す

Your email address will not be published / Required fields are marked *

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。